昨年の10月10日(水)より大阪府立大学後援会、門真市、門真市教育委員会からご後援をいただきKADOMA中学生勉強会をはじめさせていただきました。また門真市民の方だけでなく、全国の方々からもご支援をいただきました。改めて感謝申し上げます。今から3年前に門真市教育委員会に学習支援の現場を見せていただいたのをきっかけに、それ以降何度も行政の方々と学習支援の不十分さや子どもの貧困状況についてお話しをしてまいりました。 この不十分なまま、今年度大学生活が終わってしまうことを思うと、何か門真の子どもたちに残すことはできないかと考え・・・この「KADOMA中学生勉強会」を大阪府立大学後援会のチャレンジくん事業として採択をしていただきました。全くの手弁当で地元の友人(西尾)と2人ではじめたものの、どれだけの大学生と中学生が集まってくれるのか不安な中のスタートでした。しかし、大学の友人やサークルの同期・後輩をはじめ高校の同級生、バイト先の友人、地元門真の友人が手伝ってくれました。中には、堺や京都、神戸から往復2時間、3時間かけて寒いなか門真まで来てくれた友人もいます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。23回の勉強会を開催して大学生は延べ256名が参加をしてくれました。 中学生は、定員20名を超える30名から応募がありました。徐々に生徒を増やし最終的には応募生徒全員が通うことができ、延べ566名の中学生が参加をしてくれました。インフルエンザなどがあったものの出席率も90%を超え、いつも熱気に溢れる教室となっていました。「大学生になりたいという目標ができた」「大学生だから何でも気軽に聞ける」「勉強以外のことも聞けて楽しい」などの声もいただき、これもすべて大学生が献身的に支えてくれたおかげです。単純に高校や大学へ進学してほしいためにこの勉強会を立ち上げたのではなく、多くの他者(大学生)と出会い交流することで生徒たちの選択肢や価値観が少しでも広がってくほしい、広く見えている門真市が本当は小さな小さな町で、世の中にはたくさんの人やモノがあることを知ってほしいという想いでした。その想いが中学生に届いていればうれしいです。勉強会だけでなく、12月にはクリスマス会、2月には恵方巻会も開催させていただき非日常な光景に大学生も中学生も楽しんでくれていました。また産経新聞をはじめ各種メディアでも取り上げていただきました。大学生サポーターだけでなく、大阪府立大学後援会、門真市、各中学校、社会福祉協議会、地域のみなさまにも見えないところでご支援、ご協力をいただき本当に感謝いたしております。 次年度につきましては、4月から私自身が社会人になりますので主体的に携わることはできませんが、現大阪府立大学3回生が引き継いでくれることになりました。この半年間築いてきた土台のもと、頑張ってくれると思いますので引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いします。本当に半年間ありがとうございました。 平成31年3月30日 KADOMA中学生勉強会主催者 大阪府立大学教育福祉学類4年 八上 真也
top of page
KADOMA中学生勉強会
居場所・学習支援事業(無料塾)
bottom of page
Comments