top of page
20200930勉強会3.jpg
KADOMA中学生勉強会
~すべての子どもたちが学べる「居場所」を目指して~
[協賛]チャイルドライフサポートとくしま
​公益財団法人樫の芽会 守口門真総合法律事務所他
[後援]大阪府立大学後援会・門真市・門真市教育委員会
・大学生・生徒のマスク着用
・入り口で手の消毒
・検温実施(37.5℃以上の場合は入室禁止)
・換気および空調での空気入れ替え
・体調確認シート(生徒のみ)
・机の間隔確保
​経済的事情等で学習塾に通えない生徒などに学習機会の補充、大学生との交流機会を提供しています。
2018年10月門真市出身の大学生(当時、大阪府立大学4年)らの手弁当でスタートした無料の中学生勉強会。
​国や自治体などから公的な支援を一切受けず、全国の皆さまからの温かいご支援によって活動を続けております。
■​令和6年度実施体制・計画(活動7年目)
2024年度_事業計画資料_page-0001.jpg
図1.png
■​団体活動方針(3つの柱)
​1.ロールモデルの提供
地域に少ない大学進学者と交流する機会を設けることで、生徒たちが多様な価値観や選択肢と出会える場をつくる
​□毎回15名程度の大学生が参加
□大学生がマンツーマンで生徒たちに個別指導
□大学見学会の開催
20211211府大.jpg
​大学見学会の様子
​2.第3の「居場所」提供
一般的な塾ではなく、大学見学やクリスマス会、遠足などの行事を通して、生徒たちが安心できる場所をつくる。
□学習を強制しない(カリキュラムや宿題なし)
□体験機会(クリスマス会、音楽鑑賞等)の提供
□中学卒業も利用可
2021クリスマス.jpg
​クリスマス会の様子
​3.学習指導の場の提供
​大学生から教えてもらい、「どうせ無理」と思っている生徒たちがやればできるということに気づける場をつくる。
□無料で参加可能(申込制)
□教材・参考書のプレゼント
□模擬試験の実施(無料:中3生対象)
202212.jpg
​普段の勉強会の様子
​2023年度年次報告書はこちら
※収支報告等も掲載しています
(支援者向け)2023年度活動報告動画
​※2024年4月収録

 
代表挨拶
 
代表

八上 真也(やかみ しんや)

1996年12月7日生まれ、大阪府門真市出身。
19年3月大阪府立大学教育福祉学類卒業。現在、社会人(公務員)

15年6月~19年3月 「東淀川区中学生勉強会」
16年9月~ 19年3月 門真市不登校対策・学生フレンド
17年10月~ 門真市こどもの未来応援団員

18年10月~ KADOMA中学生勉強会立ち上げ
21年11月「令和3年度未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」
​内閣府特命担当大臣表彰受賞
「地元・門真の子どもたちが
            少しでも選択肢や価値観が広がるように」
     地元である門真市は、残念ながら大阪府下の中でも厳しい環境にいる子どもたちが多い現状にあります。私自身は家族の支えもあり、高校と大学にも進学をすることができましたが、地元の同級生から「高校へ行けない」「家族のために働く」そんな声を聴くこともしばしばありました。そして私自身も高校ではじめて門真から外に出て、門真の教育環境の不十分さや世間の評価というものを身に染みて実感することになりました。
 
 そんな経験から大学入学以来、一貫して「門真の子どもたちの教育環境を整えてあげたい」と思い行動をしてきました。市学習支援事業の未整備などから18年10月(大阪府立大学在学中)に大学後援会のサポートを受け、仲間たちと手弁当で、KADOMA中学生勉強会を立ち上げました。新型コロナ禍も歩みを止めず、ボランティア団体であるが為、組織体制に課題を抱えながらも、多くの皆さまにご支援・ご協力をいただき、本年度7年目を迎えました。これまで延べ約3500名の大学生ボランティアにご協力をいただき、延べ約6000名の門真の子どもたちに学習・体験機会を提供してきました。中学生勉強会で門真の子どもたちが多くの大学生と出会い、会話をすることで学力向上だけでなく、少しでも自身の選択肢や価値観が広がることを目指し、私自身のライフワークとして、すべての子どもたちが学べる「居場所」づくりに取り組んでいきます。
内閣府(門真市撮影).jpg
■​門真の子どもたちの現状と課題(活動の必要性)
①子どもの貧困の指標となる就学援助認定率は全国平均の倍以上となっており、門真市の子どもたちの約3割が子どもの貧困状況
家計が赤字である割合は3割を超えており、多くの子どもたちが学習塾に通うことができない状況
図2.png
※就学援助認定率(文部科学省・門真市発表資料より作成)
「日本の子どもの貧困率の手がかりとなる確かな行政データは、就学援助費の受給率であろう」※阿部彩(2014)『子どもの貧困Ⅱ-解決策を考える』岩波新書より引用
【保護者】子どもへの経済的な理由による経験
  ★子どもを学習塾に通わすことができなかった
図3.png
【保護者】家計の経済状況について
図4.png
​※門真市子どもの生活実態調査結果より作成
③保護者の大学進学が府平均を大きく下回っており、大学進学を希望している生徒は府平均より7ポイント低い
④府内北摂地域に大学が集中しており、門真市の子どもたちは大学や大学生のイメージを持つ機会が少ない
図5.png
※門真市子どもの生活実態調査結果より作成
※参考※保護者の「大学卒業」の割合は、府平均と比べて、母親で9ポイント、父親で13ポイント低い
スクリーンショット 2024-05-05 181138.png
門真市内に大学がなく、大学や大学生と出会う機会が少ない
北摂地域は多数の大学が立地しており、淀川を境目に格差がある
全国、大阪府平均を大きく下回る学力レベルを推移しており、一部改善傾向にあるものの依然として低水準の学力レベル
⑥市内中学校生徒の不登校率は全国平均を大きく上回っており、クラスで3名が不登校の状況
図7.png
※門真市教育委員会公表資料より作成
※令和4年度チャレンジテスト結果(※7市町村非公表)
 国語:48.9(35/36市町村)
 数学:51.4(30/36市町村)
​ 英語:42.0(34/36市町村)
図8.png
※不登校率(文部科学省・門真市発表資料より作成)
 
bottom of page